PRML悪戦苦闘(演習問題 2.3)
夏休みの自主課題としてPRMLの演習問題を解いています。間違いがあったらご指摘下さい。
2.3
問題文
(1)
全部でN個ある対象からm個の同じものを選ぶ組み合わせの数の定義を用いて
を示せ
(2)
(1)の結果を用いて帰納法で次の結果を証明せよ(二項定理)
(3)
二項分布が正規化されていることを二項定理を用いて示せ
(2)までは高校数学ですね。はと同じ意味です。
(1)
よって示せました。
(2)
問題文の指示通り帰納法で示します。
(i)N=0のとき
より(左辺)=(右辺)
(ii)N=kのとき成立すると仮定する
すなわち
のとき
一行目の式変形で(1)で証明した等式を用いています。
三行目の第二項と第四項が打ち消し合い、四行目と五行目で帰納法の仮定を用いて式変形しています。
(3)
これも指示通りに変形すれば示せます。
よって二項分布が正規化されていることが分かります。
二行目から三行目への変形に(2)で示した二項定理を用いています。